3連続ジャンプのハーフループ(1lo)がオイラー(1Eu)に表記変更(2018-2019シーズン〜)

  • 2018.06.27 Wednesday
  • 13:04
2018-2019シーズンのフィギュアスケートのルール変更で追加事項が国際スケート連盟(ISU)から発表されました。
2018年6月25日発表「ISU Communication No. 2176」(英文)に詳細。

2018-2019シーズンから、3連続のコンビネーションジャンプの2番目に使われるハーフループ(1Lo)の表記がオイラー(1Eu)に変更されます。
オイラー(Euler)はハーフループの別名。
1Loと1Euの基礎点は同じです。

ルール変更については、日本スケート連盟リザルトサイトにISU コミュニケーションの英文と日本語訳が掲載されています。

フィギュアスケート・データ|Japan Skating Federation Official Results & Data Site|
フィギュアスケート>データ>ISU Comm. 国内規程>ISU コミュニケーションなど(PDF)>シングル・ペア>Communication2168 Revised (pdf)

国際スケート連盟コミュニケーション第 2168 号の「更新された価値尺度(SOV) 」ジャンプの項目で、1Loと1Fの間に「1Eu(Euler)」が追加されています。


2018年6月25日発表「Communication No. 2176」英文。

ISU Communication No. 2176

コンビネーションジャンプで2番目・3番目に使えるジャンプは、着氷する足でそのままジャンプ踏切ができる「トウループ(T)」と「ループ(Lo)」の2種類だけです。
着氷した足を踏みかえて(ハーフループ/オイラー)、「サルコウ(S)」または「フリップ(F)」を跳ぶ連続ジャンプについての採点ルールがこの10年でかなり変わりました。

2004-2005シーズンからの新採点ではハーフループを挟む連続ジャンプは「ジャンプシークエンス」扱いで、基礎点が二つのジャンプの和の80%になってかなり損でした。
「3Lz-3S-SEQ」は(5.90+4.30)×0.8 = 8.16

2010-2011シーズンから、足の踏みかえ動作を「ハーフループ」とし、1Loの基礎点がもらえる三連続ジャンプと扱われるようになりました。
「3Lz-1Lo-3S」は5.90+0.50+4.30 = 10.7

2018-2019シーズンからは、足の踏みかえ動作を「オイラー」として、1Euの基礎点がもらえる三連続ジャンプと扱われるようになりました。
「3Lz-1Eu-3S」は5.90+0.50+4.30 = 10.7

※ジャンプの点数は2018-2019シーズンのルールで統一
3Lz = 5.90
3S = 4.30
1Lo = 0.50
1Eu = 0.50

  ×  ×  ×

ハーフループを含む連続ジャンプは2009-2010まで、複数のジャンプをリストに記載のないジャンプでつなぐ「ジャンプシークエンス」として扱い、着氷してただちに次のジャンプを跳ぶ「コンビネーションジャンプ」より低い点数がつけられました。

2010-2011シーズンに三連続コンビネーションジャンプと扱われてから、ハーフループを競技プログラムに使う選手が増えました。
下手な選手のハーフループは、最初のジャンプをステップアウトして無理に次のジャンプをつけたようで心配になります。うまい選手だとタン、タン、タンとすばやく続けて跳んでて気持ちいいです。

名称がハーフループからオイラーになっても点数は変わりません。
「ハーフループ」と「半回転ループ」は実際は別物なので、「オイラー」に変わったのは解りやすくていいでしょう。

フィギュアスケートで基礎点が付くジャンプはトウループ(T)、ループ(Lo)、サルコウ(S)、フリップ(F)、ルッツ(Lz)、アクセル(A)の6種類ですが、ここにオイラー(Eu)が入ってきました(1回転のみ)。
「リストに記載のないジャンプ」をルールに組み込む変遷が興味深い。




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